いなか情報紙
あじさい(6/28 事務所) |
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このウッディニュースは木や自然が好きな人に毎月お送りしているA4版4ページの田舎情報紙で1984年9月に120部発行でスタート、現在は500部を北は北海道・網走から南は沖縄まで全国に発信しております。
これはそのWEB版です。
ログハウス現場からの報告、アウトドアライフの話題など、私がホンネで書くことでナマの情報を提供しようと考えて『私信スタイル』にしています。そのため文中で失礼なことも言っておりますが、どうかお許しください。
カントリー工房 岡部 正彦
キャンドルナイト、予定通り開催しました
『100万人のキャンドルナイト in たぶせ』は23日(土)に開催、多くの方々にお越しいただいた。 梅雨のさなかのため毎年雨で順延、今年は直前に台風がやってきて「また順延か…」と気をもんだが、初めて予定通り開催出来た。
午後6時、長信田布施町長の挨拶でスタート、WISHのステージでは可愛い子どもも登場して童謡を一緒に歌い、アロハオハナのフラダンスも人気、会場と一体になった楽しい時間を過ごした。
河川敷の芝生広場にキャンドルで描く巨大絵と対岸の大火文字は今年の桜まつりのテーマだった『笑顔』にちなんで“ニコちゃんマーク”が登場。
また、今年初の試み“水中のあかり”は田布施の河内板金工業(株)が開発した水中で使用出来るLEDライン照明Shine-Sを“さくら橋”の下に設置、上から水を流したがちょっと遠すぎて見づらかったので、8月の『ハゼろうまつり』では近くで、しかもキャンドルの灯りを邪魔しない位置に変更、エコな灯りを楽しんでいただく予定。お出かけいただいた方、ありがとうございました。
(写真撮影:中村享郎さん・田川一郎さん・岡部)
石窯パン『アップルミント』、移転改装中
こだわりの石窯パンでおなじみの『アップルミント』の移転改装工事が急ピッチに進んでいる。場所は柳井市役所から西へ約900mばかりの静かなところ。『アップルミント』は藤村さんが5年ほど前に柳井市伊保庄の県道沿いにオープン、その味が評判になり遠くから買い求めにやってくる人も多く、もっと便利なところに…と今回の移転計画がスタート、空き家となっていた民家を店舗に改装する…というもの。
オーナーの藤村さんが最初に事務所を訪ねられたのは薪ストーブの話。移転したら喫茶室に薪ストーブを置きたい…ということだった。
3月に入って充が現場を実測、設置図と見積書を作成して提出していた。
月末近くなって藤村さんの友人でもある設計の
池隅さんから改装工事施工の話があり再実測、ご
希望を聞いて図面が完成した。
食品営業許可の相談に環境保健所に何度も出か
けて指導を受け、6月初めにやっと着工した。
工事は既存住宅の和室やリビングルーム、キッチンなどを改装、さらに9.70㎡ほど増築して製造室(18.10㎡)と包装室(7.64㎡)を作る。店舗部分は販売室(8.98㎡)、喫茶厨房(5.47㎡)、喫茶室(16.42㎡)という規模となる。
喫茶室には『HWAM 3320 』
販売室と喫茶室は床・壁とも杉板を張りカベは柿しぶ塗装。外部も板を張って塗装するが、色は上のパースのように濃くするか、明るくするかは、杉板張りが終わった状態で決めることにしている。
喫茶室に設置する薪ストーブは先月号のウッディ短信でもご紹介したデンマーク生まれの『HWAM(ワム)3320』。
大型の曲面ガラススクリーンからの炎が、ピザやサンドイッチ、コーヒーの味をより引き立ててくれることだろう。ちょうど梅雨どきの工事となったが7月末~8月初めのオープンを目指して現場は進行している。
最後になったが天然酵母でゆっくり発酵させて石窯で焼きあげた『アップルミント』おすすめパンのご紹介。
飽きのこない味が人気のレーズンやクルミ入りカンパーニュ、食パンやチーズ入りあんぱん、よもぎパンなど。土・日限定でピザも。
ペレットの放射能自主検査、結果は不検出
先月号のウッディ短信に書いた“ペレットから放射性セシウム”の続報。紙面の都合で中途半端で、不安を煽るような書き方になってしまい、ペレットストーブをお使いの多くの方にご迷惑をお掛けしたことをお許しいただきたい。
昨年3月に『テルモロッシ』のペレットストーブと電気代0円暖房の『ソーラーウォーマー』を設置した“自然エネルギーによる暮らし”を目指している下松市の冨士埜さんから「自主検査をしました…」と結果が送られてきた。
冨士埜さんはカントリー工房が納めた四国産のホワイトペレットを愛知県の放射能測定会社に送り高精度測定を依頼、放射性ヨウ素、セシウムともに検出限界未満の数値、つまり不検出という結果だった。
また、その前に使っていた銘建工業のペレットの焼却灰を自家菜園に撒いていて、気になるので畑の土も送って検査したが、こちらも不検出だった。
メーカーが自主検査する前に検査された冨士埜さんに敬意を表すとともに、今後もいろいろな情報を収集、お知らせしたいと思っている。
昔の職人はみんな芸術家…?
トップの写真に使った皿鉢のご紹介。水を満たすと貝殻の小片が虹色に輝いて美しいこのお皿は、なんと!コンクリート製。
大(直径30cm)・中(27cm)・小(24cm)の3個あって高さはどれも8cm、厚さは最も薄いフチの部分でわずか4mm。
私の祖父 音吉は左官業を営んでいて大正から昭和初期にかけて満州(現在の中国東北部)に職人を連れて仕事に行っていた。極寒地だから季節労働、寒くなる前には帰ってきて地元で仕事をするかたわら自分のウデを磨いていたという。
家から10kmほどの光市室積の海岸に出かけ、拾ってきた貝殻を細かく砕き、セメントと砂に混ぜたモルタルで成型、充分固まってから砥石で磨き出す『研ぎ出し』という工法で作ったもの。
セメント製品の欠点である収縮による小さなワレも無いから水を張っても漏れない。現代のように電動工具も無い時代に、固い木で自作したコテやヘラを使って作ったらしいが、よくもまあ…と驚く。
料理を盛りつけて子どもの頃の食卓にはおなじみだったが最近は使うこともなく、押入の奥で眠っていたのを事務所に飾った。わが家のお宝である。
大内さん、フライングディスク世界大会へ
4年に一度開催される『世界アルティメット&ガッツ選手権大会』はフライングディスク(フリスビー)の国別対抗世界選手権大会。24ヶ国から1,500名(予定)のトッププレーヤーが集結する。
この大会に田布施の大内勝利さんが日本代表として出場することになった。
7/07(土)~14(土)、J-GREEN堺(堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター 大阪府堺市)。
大内さんガンバレ!!。この模様はテレビでも放送される。
7/22(日)14:00~BS-TBS。
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『七夕 オカリナコンサート』
石田帝児さんが主宰するログ陶房 石城窯のイベント情報。
恒例の『七夕 オカリナコンサート』は7/7(土)19:00~。オカリナグループ風花の松本真実さんのオカリナに石田さんのギター伴奏。
ゲストバンドはフォークデュオの“サウンドハウス”とリコーダートリオ“童里夢”。みんなで口ずさめる曲が演奏される。
会費500円。七夕の夜はいやしのメロディで心に安らぎをどうぞ。
石城窯 TEL 0820-53-1569。
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うたごえジャンボリー in ログ よねこ
農家民宿開業準備中(No.332でご紹介)の米重さんのログハウスで開催する『うたごえジャンボリー in 周防大島・ログよねこ』のご案内。
“くくるくる”、“きらきら星”、“ブラボーバンド”の出演で7/21(土)16:00~の開催。
会費はコーヒー&手づくりケーキつきで500円。30名程度で募集中だが、残席はわずかだと聞いた。
宿泊の場合は近くの民宿を紹介、夕食はログ よねこでバーベキュー、朝食も用意する。詳しくはログ よねこ TEL 0820-78-0970へ。
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京都黒毛和牛ステーキフェア
柳井市内から室津半島に向かって南下、周防大島を望む海のそばに建つ『和みのれすとらん 潮音』では恒例の“京都黒毛和牛のステーキフェア”を7/17まで開催中。
150g以上のサーロインを使用、サラダ・スープ・ライス・漬けもの・前菜3種・コーヒーつきで2,800円(税別)。
予約や営業時間、店休日など詳しいことは直接お聞きいただきたい。
潮音:柳井市阿月73-8 TEL 0820-27-1310。(写真はホームページより)
今月もお読みいただき、ありがとうございました。(岡部 正彦)